2020年12月25日

投資家の皆様へ

　拝啓　町のいたるところでクリスマスイルミネーションが綺麗になってきた頃ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。今年もやってきたこの季節に、煙台市投資促進センターを代表いたしまして、ご挨拶をさせていただきたく、ご連絡差し上げました。

　まもなく過ぎ去る2020年は、世界全体で新型コロナウィルス感染症と戦いながら、経済の立て直しを図る特別な一年となりました。この１年間、私どもは積極的に対外開放戦略を実施し、投資誘致体制の構築に注力し、「高・新・優・特・大」（技術力が高く、新しくて優良で、特色があり規模も大きい）が特徴なプロジェクトの導入を加速させ、外資系企業へのサービス向上に取り組んできました。鋭意努力した結果、今年1～11月の煙台市の外資実際利用額が19.9億ドルに達し、前年同期比で36.9％の増加となり、経済総量で山東省第2位を占めています。

　この１年間、私どもは新型コロナウィルスの感染拡大による投資誘致への悪影響を克服し、オンライン形式の説明会、懇談会、契約調印式など「クラウド投資誘致」という革新的なモデルを取り入れ、山東省及び煙台市主催の各種投資誘致イベント計46回の開催に参加またはサポートし、このうち、ドイツのリンデグループ、フランスのエア・リキード社、韓国のSKグループをはじめとする著名企業が煙台へ新規投資した1千万ドル以上のプロジェクト案件は123件に上り、前年同期に比べ32.3％増加し、中でも投資規模が１億ドルを超えるプロジェクトが23件もあり、前年同期に比べ64.3％の増加となりました。

　この１年間、私どもは世界の先進的な基準に照り合わせ、外国投資家の投資活動における合法的権利・利益の保全、一流レベルのビジネス環境の構築を目標に、「外商投資企業へのサービスの更なる深化」をテーマとするイベントを実施し、外商投資企業サービスアンバサダー（意思疎通の効率化・円滑化を図るため、外商投資企業からの行政や政策支援に関する様々な相談を受け付ける政府担当者のこと。企業1社につき、原則1名の政府担当者を指定。）1152名を手配し、これまでに企業から486件もの相談を受け付け、問題解決に向けての支援を提供してきました。また、煙台市政府の主導で省内の他都市に先駆けて、外資系企業の外国人駐在員のためにチャーター機を10回運航し、1000人余りがこれを利用して煙台に無事復帰でき、これまでの運航便数と利用者数はいずれも山東省内で１位です。この他、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐと同時に、煙台市は外資系企業の経済活動の早期再開に向けて必要なサポートを行い、山東省内で最も早く、僅か1ヶ月という短い期間ですべての企業の生産再開を実現させました。これらの企業のうち、91社が今年中に増資・新株発行を行い、前年同期に比べ12.3％増加し、契約ベース外資導入額は10.5億ドル増加し、前年同期に比べ25.9％の増加となりました。

　まもなく迎える2021年は、「第14次五ヵ年計画」が始まる節目の年にあたります。私どもは新たなスタートラインに立ち、出発しようとしています。今年は、皆様に大変お世話になりまして誠にありがとうございました。来年も、皆様と手を携えて、共に協力しながら成長し、更なる高みを目指すよう一層努力してまいります。

　最後になりますが、皆様が素晴らしいクリスマスをお過ごしされますことをお祈り申し上げます。

敬具

煙台市人民政府副秘書長

煙台市商務局長

煙台市投資促進センター主任

陳新姿